南島原手延そうめん

定番そうめんレシピ

冷やしそうめんに、寒い時期でも楽しめる温かい地獄炊きそうめん。2つの定番そうめんを美味しく食べるためのレシピをご紹介します。

冷やしそうめん

冷やしそうめん

基本の茹で方
(そうめん2束で、水1リットル)

  1. 鍋にお湯を沸かして沸騰したら、そうめんをバラしながら入れ、すぐに菜箸でそうめんをほぐします。
  2. そうめんが踊る温度に保ちます。
  3. 表示通りの時間に茄でます。
    (茄でたそうめんをアレンジするときは30秒から45秒で硬めに茄でます。)
  4. ざるにあげ、冷水で流しながらしっかり洗い、ぬめりを落とします。
  5. 氷水をはったボウルに移して数秒間つけ、そうめんをキリッと引きしめます。
  6. ざるにあげ、しっかり水気を切ります。
  7. お皿にそうめんを盛り、青しそやオクラなど、緑の飾りを添えると見た目も涼しげです。

【めんつゆ】
そうめんは風味の良いカツオと昆布のだし汁がベースのめんつゆで食べるのが定番。小麦の香り豊かな島原手延そうめんは、だし汁との相性も抜群です。

【おすすめの薬味】
青ねぎ…香りと旨味をプラス
おろし生姜…香りと辛みをプラス
煎りごま…香ばしさとコクをプラス
その他、青しそ、わさび、柚子胡椒、みょうが、大根おろし、きざみ海苔などもおすすめ。

地獄炊きそうめん

地獄炊きそうめん

基本の茹で方
(そうめん2束で、水1リットル)

鍋にあっぷりのお湯を沸かし、そうめんを茹で、好みの硬さのところですくって温かいままつけ汁につけて食べます。

【つけ汁】
めんつゆ、あごだし汁など。

【おすすめの薬味】
青ねぎ、長ねぎ、煎りごま、おろし生姜、生卵、鰹節、柚子胡椒など

薬膳とそうめん

「薬膳」の基本は、漢方の理論をもとに、日々の健康と美しさを保つために、旬の食材に含まれる薬効を季節や体調に合わせて組み合わせた食事にあります。

特に日本人に馴染みのある「そうめん」も、熱を下げる働きのある「ショウガ」や「ねぎ」「しそ」などの薬味をたっぷり使った立派な薬膳料理のひとつです。美と健康への意識が高まっている今、薬膳料理は、美味しいだけでなく、その健康・美容増進効果でますます注目されています。

どんな食材とも合わせやすいそうめんを、身近にある四季の食材を用いて、簡単でヘルシーな薬膳そうめんレシピをご紹介いたします。

須賀野 美奈子

レシピ監修

フードディレクター

須賀野 美奈子 Minako SUGANO

キラン・プランニング株式会社 代表取締役
一般社団法人日本総合プロフェッショナルケア協会 代表理事
全国で薬膳スパイスアドバイザー®育成を行う育成講師

調剤薬局勤務時代に漢方薬膳・自然療法を学ぶ。その後、健康・美容増進レシピの研究をスタート。企業での講演・研修、飲食店のレシピ監修、薬膳スパイス料理教室、ラジオ、テレビのクッキングコーナー、雑誌の取材等、メディア多数登場。2014年より3年間、長崎県産品愛用運動普及促進協働事業フード部門講師に従事する。その後、地域の豊かな「食」の力による、産業・文化・生活の課題解決、地域社会発展のためのブランドづくりを提案している。